小学校の保護者会や学級懇談会は何をする?行けなくても大丈夫?

年度始めから6月ごろまでに、ほとんどの小学校では保護者会や学級懇談会と呼ばれる、保護者の集まりがあります。

地域によっては保護者会が終わり、これから学級懇談会を予定している学校もあるかもしれませんが、仕事や生活の都合で参加が難しい保護者も多く、この保護者会や学級懇談会には参加をした方がいいのかと保護者の方から不安の声を聞くことが多い時期です。

そこでこの記事では、小学校の保護者会・学級懇談会について、何をするのか、参加するメリット、行けない場合の考え方まで分かりやすく解説します。 

執筆 元教員 金島ちぐさ

小学校の保護者会や学級懇談会は何をする?

小学校の保護者会や学級懇談会では、大きく「先生が話をする時間」と「保護者同士が話をする時間」に分けられます。「保護者も話さないといけないの?」と身構えてしまうかもしれませんが、話すのが苦手な人でも無理なく参加できるような仕組みになっているので、安心してください。

①担任の先生の自己紹介

まずは、学級担任の先生から自己紹介があります。内容は先生によってさまざまですが、「どんなクラスにしていきたいか」という学級経営の方針や、子どもたちへの関わり方などを聞くことができます。 なかには、 個人的な趣味や経験を話して、親しみをもってもらえるようにしたりと、先生の人柄 を知ることができる時間でもあります。

②行事や宿題の取り組み方についての説明

特に新1年生は、学校の行事や宿題の取り組み方など、分からないことばかりですよね。お便りからだけでは分かりづらい細かな部分について、先生が直接説明してくれます。もちろん、分からないことについても直接質問できます。

③保護者の自己紹介

先生の話がひと通り終わったら、保護者も一人ずつ自己紹介があります。「○○(子どもの名前)の母(父)です。よろしくお願いします。」という、簡単なもので大丈夫。自分の名前ではなく子どもの名前で自己紹介するというのが不思議な感じですが、この自己紹介によって「うちの子の話によく出てくる○○くんのお母さんなんだな」と認識できます。

④子どもに関するテーマトーク

時間に余裕があれば、テーマに基づいて保護者同士が交流することもあります。

よく挙げられるトークテーマには、以下のようなものがあります。

・最近子どもが頑張っていること

・宿題の取り組み方

・放課後の過ごし方

・ゲーム・テレビ・スマホに関するルール

家庭の事情に深く踏み込むようなテーマは用意されないので、安心して参加できます。トークも、全員と話すのではなくペアで話したり、3~4人のグループで話したりと、なるべく話しやすい雰囲気づくりがされます。

⑤PTA役員やクラス役員を決める

学校によっては、保護者会で役員決めを行うことがあります。役員決めが行われる場合は、事前に出欠確認のお便りが届きます。なお、保護者会に参加しない場合でも役員が免除されるわけではなく、くじ等で役員に当たることがありますので注意しましょう。

小学校の保護者会や学級懇談会は参加しないとダメ?行けなくても大丈夫? 次も参加すべき?

結論から言うと、保護者会や懇談会は参加できなくても 大丈夫です。仕事の都合がつかなかったり、下のお子さんがいたりして参加できない人もいますので、「必ず参加しなければならないものではない」と考えて大丈夫です。 

特に低学年の保護者は学校生活への不安も多いため、 参加率が高い傾向にあります。地域によって差があると思いますが、わたしの教員経験では、新1年生は8~9割の保護者の方が参加されていました。

一方で子どもが高学年になるにつれ「子どもが楽しく学校へ行っているから大丈夫」「担任が知っている先生だから大丈夫」と、保護者会に参加しない家庭も増えてきます。5~6年生では、保護者会への参加率が3割程度になることも。

また、最近は4月の家庭訪問を実施しない学校も増えてきました。家庭訪問がない場合、保護者会を欠席すると、次に担任の先生と話せるのは1学期末の個別懇談会です。「保護者会は参加できなかったけれど、今後の懇談会で先生の話を聞いてみたい」という形でも、もちろん大丈夫です。都合が合うタイミングで参加してみてくださいね。

小学校の保護者会や学級懇談会に参加するメリット

小学校の保護者会や学級懇談会は強制参加ではありませんが、参加することで、「学校の様子が分かる」「安心して子どもを送り出せる」といったメリットがあります。 

担任の先生の人柄が分かる

授業参観で先生の「授業の顔」が分かるとすると、保護者会や懇談会では先生の「休み時間の顔」が分かると言えます。声の大きさや話し方、表情など、「こんな先生にお世話になっているんだな」と分かれば保護者としても安心できます。

子どもがよく遊んでいる子の保護者にあいさつができる

違う幼稚園や保育園に通っていた子とは、保護者同士の面識がありません。「毎日仲良く遊んでいる子がいるみたいだけど、どんな子なんだろう? 」と思っていた相手の保護者と、保護者会や懇談会をきっかけに知り合えることもあります。 

保護者同士が「いつも仲良くしてくれてありがとうございます」「今度お家に遊びに来てもらいたいみたいなんですけど、いいですか?」といった会話をしている場面もよく見かけます。

悩みや困りごとを共有できる

テーマトークの内容によって、保護者同士で悩みや困りごとの共有ができます。「帰宅後なかなか宿題をしてくれない」「ゲームのやりすぎが心配」といった声があがると「うちもそうなんです!」となることが多く、どの家庭も似たような悩みがあるんだなと分かります。

その場で解決することはなかなかありませんが、ほかの家庭の様子を知ったり、それぞれの対策方法を共有したりと、有意義な時間をもつことができます。

 小学校の保護者会や学級懇談会に行けないときの対処法 

基本的に、保護者会や学級懇談会に行けなかったからといって特別しなければならないことはありません。もし当日にプリントが配られていたら、翌日子どもを通して配ってもらえますので、内容を確認しましょう。学級役員等の選出があった場合も同様にお知らせが届くはずですので、見落としのないように注意してください。

「保護者会や学級懇談会で聞きたいことがあったのに、仕事や家庭の都合で参加できなかった」という場合は、連絡帳を通じて先生に質問してOKです。学校での様子や宿題の取り組み方など、疑問や不安があれば先生と共有してくださいね。

ほかにも、家庭訪問が実施される場合はそのときに聞いたり、急ぐ場合は放課後に学校へ電話したりしましょう。先生に直接会って話したい場合は、その旨を相談すると、日程を調整してくれます。


まとめ

・小学校の保護者会では、先生の自己紹介や保護者同士の交流がある

・参加できなくても問題はないが、情報はしっかりフォローすることが大切 

・4月の保護者会に行けなかった場合でも、懇談会から参加するのもおすすめ 

保護者会や学級懇談会は必ず参加しなければならないものではありませんが、学校や担任の先生の様子を知ったり、保護者同士で交流したりできる貴重な機会です。

「保護者会は行けなかったけど、懇談会には参加してみようかな」そんな気持ちがあれば、ぜひ無理のない範囲で参加してみてくださいね。 

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金島ちぐさ

元教員

国立大学の学校教育学部にて、小学校教員と中高音楽教員の免許を取得。卒業後は小学校の正教員として勤務。結婚を機に退職し、現在は小学生2人を育てながら教育・子育てに関する情報を発信している。

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