
冬休みの勉強どうする?家庭学習で学力アップするポイント
冬休みは進学最後の長期休み。「冬休みの間に復習を進めたいな」と思う保護者の方も多いのではないでしょうか。ただ、冬休みは期間が短いため、計画的に学習を進めることが大切です。今回は、短い冬休みでも効率よく復習することで新学期に向けて学力アップする家庭学習ポイントをお伝えします。
執筆 元教員 金島ちぐさ
目次
全復習?苦手教科だけ?子どもに合った復習を

冬休みでは学習する時間に限りがあるので、子どもに合った復習の内容を見極めましょう。時間的に全教科を深く復習する時間は取れないと思いますので、まずは、浅く広く復習するか、一点に集中して復習するかを選ぶ必要があります。
復習ドリルで広い範囲をまんべんなくカバー
市販の復習ドリルを購入すると、広い範囲をまんべんなく復習できます。特に苦手な科目がない場合や、これまで学習した内容を広く復習したいときには、これらのドリルに取り組むのがおすすめです。
ただ、範囲が広い分それぞれの内容は薄くなりがちに。ドリルに取り組むことで苦手な教科や分野に気付いた場合は、あとからその部分を集中的に取り組む必要があります。
苦手教科に集中して取り組む
算数や社会など、特に苦手な教科がある場合は、その教科に絞って取り組むのがおすすめです。夏休みは長いので得意な教科にも積極的に取り組みたいですが、冬休みは時間との勝負。全体的な学力の底上げをめざすなら、苦手な教科に集中する方が効率的です。
ただし、毎日苦手な教科ばかり取り組むと、子どもにとってはストレスになることも。途中で「得意科目の日」を入れるなど、気分転換も大切です。
教科だけでなく単元も絞る
1年生の時計、3年生のわり算、5年生の割合のように、苦手だと感じる子どもが多い単元が存在します。教科だけでなく単元も絞ることができるのなら、まずは苦手な単元から取り組むようにしましょう。
特に算数は毎年の積み重ねが必要な教科ですので、これを機に1学年前、2学年前の単元に戻って取り組むのもおすすめ。たとえば、わり算が苦手ならまずかけ算から。立体が苦手ならまず平面から。といったように、一つ前の内容からていねいにおさらいしていくことが有効です。
ほかにも、「物語の読み取り問題が苦手」「算数の文章問題が苦手」という傾向があるなら、それに特化したドリルを購入するのもひとつの方法です。
めざせ学力アップ!冬休みの家庭学習の取り組み方

忙しい冬休みの家庭学習は、計画性が大切です。毎日の予定から適切な目標を立てて、やりきるための計画を立ててください。もちろん、時には思いっきり遊ぶ日も設けてくださいね。
帰省や旅行等のイベントを確認
クリスマスや年末年始など、冬休みは特別なイベントがありますよね。帰省や旅行などの予定を組む家庭も多いと思いますので、まずはそういったイベントの予定を子どもと一緒に確認しましょう。
「2週間あるから1日これくらいすればいいな」という計画の立て方もあるのですが、冬休みの場合は予定通りに進めることが難しくなります。クリスマスや年末年始の特別感も楽しみつつ、メリハリをつけて家庭学習に取り組めるようにしましょう。

学習計画を立てる
旅行や帰省等で勉強に取り組むことができない日がどれくらいあるか分かったら、残りの日数から学習計画を立てます。例えば、家で落ちついて学習できる日が10日なのであれば、10日間でやりきれる教材を用意することがポイントです。学校からの宿題もきちんとやりきる必要がありますので、あまり欲張りすぎると大変です。教材選びから無理のないように学習計画を立てましょう。
学習時間を決める
1日にどのくらい学習するのか計画を立てたら、必要な学習時間についても考えてみましょう。学校がある平日の学習時間は「学年×10~15分」もしくは「学年×10分+10分」などと言われることが多いですが、長期休みはこの2倍程度を目安に取り組むといいと思います。1年生であれば1日20分程度から無理なく、6年生になれば少なくとも1日2時間が目標です。
家庭学習に取り組む時間としておすすめなのは朝の早い時間ですが、一度に長時間集中することが難しい場合は2~3回に分けてもOK。学習時間の一部に読書タイムを設けるのもいいですね。
隙間時間でこまめに復習!
帰省中などいつもと違う環境のせいで集中して学習に取り組めない期間もあると思います。もちろんそんなときは、思いっきり休暇を楽しむのも◎ただ、帰省したけど正直暇…という時間があるなら、隙間時間にできる復習アイテムを用意しておくことで、効率よく復習を進めていけます。タブレットでできる学習アプリを使ったり、単語帳に漢字やことわざを書いておいたりと、こまめに復習できる環境にしておくことがポイントです。
冬休みの家庭学習におすすめのドリル

ここからは、冬休みの家庭学習におすすめしたいドリルを紹介します。全教科をカバーできるものから、一つの単元に集中したものなど、子どもにぴったりのものを選んでくださいね。
学研の総復習ドリルシリーズ
https://item.rakuten.co.jp/book/16463022
学校で習う基礎的な内容の復習であれば、学研の総復習ドリルシリーズがおすすめです。1回分が1ページで完結しているので、1日4教科取り組んでも4ページと、無理なく続けることができる分量です。オールカラーでイラストもあり、子どもが楽しく学べるような工夫がされています。
3学期に習う内容も含まれているので、その部分は春休みに取り組むようにしましょう。
しあげポピー
https://www.popy.jp/kanren/shiagepopy
幼児から中学生までの通信教材として人気の高い「ポピー」から、1年間のまとめができるドリルが出ています。このドリルは、普段ポピーを受講していない方でも購入可能。ただ、書店や通販サイトでは販売されていないので、ポピーのホームページから申し込む必要があります。
こちらも総仕上げドリルとなっていますので、3学期に学ぶ内容も含まれています。冬休みと春休みに分けて取り組みましょう。
いっきに極めるシリーズ
https://item.rakuten.co.jp/booksdream/1-240001263839
苦手な単元がはっきりしている場合は、こちらの「いっきに極めるシリーズ」がとてもおすすめ。我が家でも大活躍しています。このドリルは「2~4年生のかけ算・わり算」「4~6年生の割合と比例」といったように、単元にフォーカスを当て、学年をまたいだ復習ができるようになっています。
たとえば、「わり算が苦手な3年生。でも今さら、2年生用のかけ算ドリルはやりたがらない…」ということがありますよね。そんなときでも、このドリルなら抵抗感なく取り組むことができます。また、来年度以降も縦断的に使い続けることができる点も大きな魅力です。
うんこドリルシリーズ
https://item.rakuten.co.jp/bunkyosha/d_114_5
とにかく勉強が嫌い、苦手という子どもには、興味をひくデザインのドリルを使うのも選択肢の一つです。こちらの「うんこドリルシリーズ」は、子どもからの人気が高い大ヒット商品です。
最近は他にも、ポケモンやすみっコぐらし、ちいかわなどの人気キャラクターを使用したドリルが増えています。子どものやる気が続くドリルを見つけて、家庭学習の第一歩にしてくださいね。
まとめ
・広く浅くor一点集中、子どもに合った学習内容を決める
・イベントの予定を確認して、やりきれる計画を立てる
・学年に応じた学習時間にチャレンジする
あっという間に終わってしまう冬休みですが、効率よく復習をすることで学力アップが狙えます。事前に計画を立てて、冬を楽しみながら、次の学年につながる良い復習期間にしていきましょう。
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金島ちぐさ
元教員
国立大学の学校教育学部にて、小学校教員と中高音楽教員の免許を取得。卒業後は小学校の正教員として勤務。結婚を機に退職し、現在は小学生2人を育てながら教育・子育てに関する情報を発信している。