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VxTech株式会社(本社:東京都港区、代表:小野衣子、以下VxTech)が展開する犯罪から子どもを未然に守るAI防犯アプリ「SASENAI(サセナイ)」(以下、SASENAI)は、東京都が主催する国内最大規模のビジネスコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2023」(以下、TSG)のコンテスト部門において、最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
TSGは、さまざまな起業家やベンチャーキャピタリストなどの強力な支援体制のもと、分野を越えて「東京」から世界を変える若い起業家の輩出を後押しする国内最大級・育成型のビジネスプランコンテストです。
2023年で10回目を迎えた昨年度のエントリーは過去最高の2,963件が応募。三次選考を経て選ばれたファイナリスト10名が2023年11月26日(日)の決勝大会にて5分間のプレゼンテーションと質疑応答、審査会を経て「最優秀賞1名」「優秀賞2名」「メンバーシップ賞1名」「Tokyo innovation賞1名」の5名が決定しました。
2023年度はVxTechが開発する、AI技術を活用し犯罪から未然に子どもを守る防犯アプリの「SASENAI」が最優秀賞を受賞いたしました。
■審査員※50音順
- 各務 茂夫 氏:東京大学 大学院工学系研究科 教授/日本ベンチャー学会 会長/NPO法人アイセック・ジャパン会長(審査員長)
- 加藤 史子 氏:WAmazing株式会社 代表取締役CEO
- 坪井 俊輔 氏:株式会社うちゅう創業者、サグリ株式会社代表取締役CEO
- 萩生田 愛 氏: AFRIKA ROSE(株式会社Asante)創業者/一般社団法人スローフラワー協会 代表理事
■小野衣子の実際のプレゼンテーション映像
■当日のダイジェスト映像
代表取締役CEO小野衣子 コメント
私は4歳の頃に初めて性被害に遭いました。それからも普通に生活をしているだけで痴漢や性器露出、付きまとい、卑猥な言葉をかけられるといった性被害を受ける経験から、ある日勇気を出して加害者に罪を問うため被害届を出し、最終的に裁判まで経験しました。
しかし、何度も受ける事情聴取や裁判対応などから心身共に限界を迎え、私は自分の弱さに負けて戦うことをあきらめてしまったことがありました。 それから、心に残る傷や悲しみに蓋をして忘れてしまいたいのに、ニュースで理不尽な性被害の話を聞くたびに、憤りと悲しみがこみ上げてきました。だからといって、1度逃げた私に何が出来るのかと悶々とする日々が続きました。
そんなある日、私に瓜二つの長女が4歳になり、彼女が自分と重なって見えた時に急に恐怖が込み上げてきました。被害に遭ってからでは遅く、性被害は一生心に傷を残すことも、性被害を訴えることの難しさも知りながら、私は保身に走って問題が残るこの世界を『未来』として子供たちに見せようとしていることに気が付きました。自分の中から溢れ出るこのエネルギーを抑え込むのではなく、決して誰一人として理不尽な犯罪や状況に屈することなく、テクノロジーが人々の支えとなり誰もが対等な権利をもって生きていける世界の実現のために爆発させていく覚悟をし、TSGの400文字に臨みました。
SASENAIがこのような栄誉ある賞を受賞させていただき、深い感謝の気持ちでいっぱいです。私たちのミッションに共感いただき、支援してくださった皆様に心からの感謝を申し上げます。
今後も皆様の期待を超える成果をお届けできるよう、精進してまいります。